ここは管理人tamaki、PN・おきあたまきが書いた小説のページです。
傾向としては現代舞台、何かしら不思議なことが起こるという、幻想色強めなもの。そして恋愛系。
長編・連作短編 習作短編系 短編・読み切り系 掌編小説 new!
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○ 各作品紹介欄に作者の独断と偏見によるキーワード群を設けました。
○ 気になる要素がありましたらどうぞご一読を。
○ 原稿用紙換算による枚数も表示(一部を除く)
○ 端数は切り捨てです。大体の長さの参考にどうぞ。
長編・連作短編------------------------------------------------------------------------------
普段私が考えている「小説」というのは大抵ここらへんにカテゴライズされます。
異世界が舞台のものもあれば現代が舞台のものもある、ファンタジー・何かしら不思議なことが起こる舞台において
大体恋愛などを主軸にして書いています。現在執筆中のものもいつか掲載したいです。
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習作短編系------------------------------------------------------------------------------------.
長編や連作短編としていつか組み立てる話を、ちょっと覗き見してみよう、というような短編置場。
短編や読みきりと違ってある程度整理された世界観・人物設定がありますが、
普通に短編としても読めるので、お気軽にどうぞ。やはり恋愛+不思議が主軸です。
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徳子さん、落語絵本を読む | 「私も落語やりたいわ! 夢さん!」 とある事情で噺家・桜家夢音宅に居候するお嬢様・徳子がそんなことを言いだした。 彼女に恋慕を抱く落ちこぼれ二つ目・桜家夢之助は 兄弟子たちの話を聞いて「寿限無」の絵本を贈ろうとするが、 果たして、彼女は喜んでくれるのか―― 「落語の神様」に登場の夢之助と徳子、桜家一門のショートストーリー。 【 現代|落語|噺家|ウブ恋|絵本|笑い|9枚程度 】 |
君が目覚めるその日を見る 前編 中編 後編 |
唯一の女の子でありヒーローであり、好きな人。 そんな二つ上の幼馴染・山林静恵が事故に遭い、昏睡に陥ってしまった。 眠り続ける静恵を見舞い続ける少年・瀧川琴路は、その日々の中で自分の無力さと、 世界の残酷さ、静恵に孤独にさせたことを痛感していく。 けれども――二人で見た空は、ただあるがまま、変わらず美しくて。 “静ちゃんは何にも、特別な人になる必要なんてないんだよ” “ただ君が君でいてくれることが一番大事なんだ” コミティア108頒布小説『八犬士にはさせないで』前日譚。 【 現代|幼馴染|年上女子×年下男子|昏睡|ヒーロー|震災|運命|長編|92枚 】 |
最後の希望の物語 | 女は弱い。この世の女は、全て負け犬だ―― 嘆きの呪詛と共に悲愴な死を遂げた南総安房の傾国・玉梓は、 幾千の女の罪業と怨嗟を背負い、復讐せんべく怨霊へと変貌を遂げる しかし、復讐の標的である里見の娘・伏姫は―― “何故、どうして” “何故、私に手を差し伸べる?” “こんな、弱いだけの、血塗られた私に” 曲亭馬琴の著した伝奇物語「南総里見八犬伝」 その長い物語の始まりに位置づけられる、 哀れでいと弱き負け犬でしかない、絶望しきった女が、 それでも信じた――最後の希望の物語。 ※「八匹の犬より愛をこめて」の当作品は全面改稿し、 かなり違う作品となっています。 その為、こちらは「習作版」としてそのまま残します。 【 八犬伝|女|弱さ|無力|負け犬|怨霊|救済|短編|20枚未満 】 |
落語の神様 | “落語は楽しい。けど、あれは独りぼっちでやる芸なんだ” 誰もが寝静まる深夜の稽古で、 二つ目の噺家・桜家夢之助が辿りついた真実と、己の弱さ。 うつし世は夢、夜の夢こそ真。 夢之助の吐露する真実に 「落語の神様に拾われた」と笑った徳子は―― 【 現代|落語|夜|孤独|笑い|ほんのり恋|25枚程度 】 |
花火 前編 後編 |
地学教師・火崎忠道に淡い恋心を抱く女子高生・藤野むつみ。 友人達の応援に押され、夏休みについに告白しようとするが、 告白の言葉がむつみの中から飛んで消えてしまい―― “花火は打ち上げても、もし、花が開かなかったら、どうなるのだろう?” むつみの恋の行方は。 そして「不思議な力」を持つ一族の、忠道の恋の真相は。 ※後編は背景が黒いです。 【 現代|夏|花火|蠍座|片想い|生徒→教師|不思議な力|55枚 】 |
クドリャフカのゆくえ | “あっち側に行ったら、戻ってこれなくなる” 恋を捨てた少女・久方こころと 恋をするために生まれてきたと言う「狂人」八房ぼたん。 宇宙に取り残された犬のことから、 こころは恋に、ぼたんに何を想うのか。 【 現代|スプートニク|実験犬|恋|八犬伝モチーフ|10枚程度 】 |
睫毛、目蓋の向こう側 | “睫毛なんて、好きな人のものでもないと、見やしないわ” 時は大正二十六年、夏。 文章修業の兄弟子・鏡太郎の寝顔を覗いた鈴花。 長い睫毛に見惚れた彼女はあることに気付いてしまう―― 【 近代風(明治〜大正)|作家|兄妹弟子|泉鏡花モチーフ|幻想|11枚 】 |
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短編・読み切り系-----------------------------------------------------------------------------
いろいろな作品が置いてあります。aikoの曲名で書いたものもあります。
一貫して恋愛物が多いようですが、ややそうでないものもあります。
あまり短編を書かない&苦手なので、掲載・更新は少ないと思います。
新しいものよりは、過去に執筆したものの展示に近いです。上に行くほど新しく掲載した作品になっています。
かと言って新しく書いた、というわけではありませんが、比較的下の方が古いものになります。
古い文章と最近の文章が混在しているので、巧拙が結構まちまちです。
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神様だけが知っている | 数十年前の夏。恋人の小夜子と共に地質調査で訪れた、金の採掘で繁栄した無人島。 その島に纏わる、金の瞳の少女。 島の危機を救わんとして、“神様”になったと言う話を聞いた朱史氏は、 少女の残留思念と思いがけず遭遇してしまう。 金の目の少女が朱史氏に告げるのは―― “誰かに話したかったの。私の本当の話を” 少女が見つけたたった一つの願い。 そして朱史氏と小夜子を結びつける願い。 ひとをひとたらしめる、神様にはわからない、これは願いの物語。 【 夏|伝聞形式|学者|お嬢様|孤島|金|少女|異能|神様|人間|恋|願い|52枚 】 |
力の遺言 | かつて、花を芽吹かせ育み咲かせる力と共に周りを破壊する力を有していた“彼女” 自分の力を否定し、死ぬまで孤独である――そう絶望していた彼女は、 自分のその忌まわしい力を喜ぶ同級生の少年・Sと出逢う。 それが不幸の始まりとも知らずに、彼女は初恋の魔に囚われてしまった―― “もっと私は、私の「力」の声を聴くべきだったのでしょう” “最初から否定せず、向き合うべきだった” 異能を持ち苦しみ悩む者と、多くの彼らを見つめる“私” “私”は何をすべきなのか――そのはじまりの一幕。 【 超能力|異能|秘密|語り|思春期|初恋|支配|処女喪失|否定と肯定|32枚 】 |
鏡の里の鏡の少女 | 見立ての里、箱庭の園と呼ばれる、鏡を奉るパワースポット・御鏡村。 母の療養のため御鏡を訪れた、転校続きの高校生・湯浅照葉は、 人々の悩みを聞く鏡のような美少女・泉未良と出逢う。 あるきっかけから悩みを打ち明け、未良に希望を授けられた照葉はこう思う。 いつも不機嫌な顔をした彼女は、鏡のような彼女は、 一体この世に、何を求めているのだろう―― 鏡として生きる少女と、安住の地を求めて旅立つ少女。 二人の出会いと別れ、そして希望の物語。 【 鏡|箱庭|旅|高校生|ガールミーツガール|不思議の否定|友達|55枚 】 |
をとめの頃を過ぎても 2010年改訂版 |
「あなた、もう死んでますよ」 恋に青春に生きようとしていた宝子にまさかの事実。 宝子に出された生き返りの条件は、一週間以内に本気で恋をすること。 何とかして生き返り、恋に生きたい! そして恋とはどういうことか、教えてあげるんだ! ……でも、一体「誰」に? 恋を求めて日々を重ねて、恋や告白について考える中、 自分が恋に強く憧れる理由を知る宝子。 宝子は本当の恋に辿り着けるのか。 「恋っていうのは、するもんじゃないんだよ」 「恋に、堕ちる――」 2008年作品「をとめの頃を過ぎても」の改訂版です。 【 現代|幽霊|女子高生|恋|一目惚れ|初恋|死別|再会|消失|転生|53枚 】 |
ひとりよがりの部活動 | 憧れの部長のようになりたい。部活動を盛り上げたい。 そんな夢のもと種々雑多な部活動が盛んな清山高校で「音声演劇部」を作ったが、 その中身はやる気のない部員ばかりの底辺部活動に過ぎなかった。 しかも「部活動の統合廃部の実施」により、廃部の危機に晒されてしまう。 それでも美里は部活を守ろうと生徒会長に意見するが―― “あなたは単に、その部長の真似事がしたかっただけでしょう” “そしていい気になりたかっただけではないですか?” 作り上げたものは全て、 ひとりよがりな幻想に過ぎなかったのか。過ぎなかったのだ。 秋空の下、そんな涙に暮れる少女が出逢ったのは……。 【 秋|高校生|部活|憧れ|終わり|自己満足|落研|落語|30枚 】 |
雪の降る、そのスピードで | 転生するまでの数十日間、北陸の雪を見て過ごす「俺」は その雪が「呪われた雪」だと悟る。 誰もに忌み嫌われる雪、誰もに愛されない空。 “それでも、私にとっては、ここに降る雪が雪だよ” 通りすがりの少女のそんな言葉が、“彼女”の言葉を呼び起こす。 全ては白に消えていく、意味の無い物語。 けれども想いは、あるかもしれない。 白に消えゆく魂が最後に託した、冬に舞い降りる煌めきの言葉達。 【 現代|死後|白|幻|冬|雪|牡丹雪|肯定|清らか|純粋|金沢|20枚 】 |
三千秒の対話 | 時代を時めくアイドルグループASAHINAのメンバー・朝堂瑠璃子。 彼女とCD一枚につき三秒喋れると言う握手会に、 一人で千枚ものCDを買ったという青年が現れる。 その青年が興味を示すのは、瑠璃子のたった一つの恋の想い出。 “恋は、もう死んでしまっているかもしれない。叶わないものかもしれない” “でもあなたはそれを彼に伝えていない。ちゃんと言葉にして伝えるべきです” 誰にも語られなかった恋がいま、甦る。 【 三人称|アイドル|恋愛禁止|不思議な力|片想い|王子様|ピアノ|幻|27枚 】 |
短冊にはあらわせない | 自分の身の置ける場所として部活を探していた「私」は、 黄昏迫る天文部の部室で美しい「彼」と出逢う。 特別な出来事は無かったけれど、彼と過ごす部活の時間は大切だった。 しかし、やがて終焉の時が来る―― 最後の時。それは七夕。どうせ悪天候、願いは叶わない。 “なのに、どうして晴れたの” たった一つの願いを、誰にもどこにも表さず、その身に燃やし続ける。 そんな少女が語る、七夕の物語。 (※掌編小説のこの作品をもとに執筆しました) 【 七夕|天文部|廃部|高校生|女装|美少年|片想い|願い|35枚 】 |
雨音と優しい季節 | 梅雨の六月に生まれ、雨の音と名付けられた少女・雨音は梅雨が嫌いだった。 大切なものを奪い、過酷を強いてくる雨の季節。 深く思い悩み雨に打たれる時、聞こえてくる言葉があった。 “雨の音を聞いて” “雨が示す未来を、感じて” 雨は、梅雨は果たして本当に、忌み嫌うだけのものなのだろうか? そこにある真理を見出す、少女から大人へ変わっていく女の物語。 【 梅雨|三人称|雨|六月|いじめ|失恋|中学生|高校生|社会人|淡々|31枚 】 |
ガラスのこじか 前編・後編 |
登校拒否を続ける中学生・由香の前に現れた、由香にしか見えない「ぼく」 「ぼく」は何者なのか? 由香の為に何か出来ることがあるのか? 桜と、足が欠けた小鹿のガラス細工が、「ぼく」を追憶と真実へと誘っていく。 県民が多く集まる夜桜の庭園で、由香と「ぼく」は何を知るのか。 苦しく、切なく、惨めで、 けれどもどうしても愛しい、春の夜の真実の物語。 (※後編は黒背景です) 【 春|桜|女子中学生|登校拒否|ペット|正体不明|夜桜|真実|金沢|69枚 】 |
ひさかたのひかりのどけき | あれは春の日。文芸サークルで出逢い、恋人となった「私」と彼女。 再び巡り来る春に花見に行こうと誘う私に、 彼女は「素敵な桜並木」のことを教える。 嬉々として話す彼女の背景に広がるのは、紛れもなく、青空と桜並木で―― 彼女の話を聞き、過去を、抱える孤独を知っていきたい。 そんな私の願いと、彼女が想いを飛ばす過去の光景が交錯し、 広がる幻想、ひさかたの光に舞い降りるワンシーン。 【 現代|春|桜|社会人|同棲|話し相手|知りたい|幻|20枚】 |
ペンと未来 | 彼女が恋人を選べていたなら、きっと僕のことなんか選ばなかっただろう―― しがないフリーターの“僕”は新人漫画家である恋人の詩穂と 新しいペンを購入しに行き、ふとそんなことを考えてしまう。 “詩穂はものすごい確率で、はずれくじを引いたのかもしれない” その言葉に対する詩穂の想いは、僕の想いはどう変わる。 沢山の選択と分かれ道の末に辿りついた、ひとつの未来の小さな物語。 【 現代|フリーター|漫画家|選択|はずれ|可能性|肯定|未来|現在|旅|23枚】 |
居残り幽霊 | 物置教室に出没するという“居残り幽霊” その幽霊と一緒にいたと言われる、絵画の才能を持つ美術部部長・蛍原佐奈。 二人は一体どういう関係なのか。その些細な興味から主人公は佐奈に接触するが、 二人の未来は既に終末に向かっていて―― 悪党幽霊と、そんな幽霊に恋した少女の、誰も知らない放課後のラブストーリー。 【 高校生|怪談|空き教室|青春|恋愛|幽霊|美術|悪党|消失|30枚 】 |
例えばの話 | 甥に寝物語を語る「俺」は中学二年生の秋、事故により左腕を失った。 周りを全て敵視する彼はしかし、自分を助ける同級生・清瀬由衣子に、 時に苛立ちながらも、次第に心を通わせ、恋をする。しかし―― “例えばの話、人間が突然この世界から消えてしまったらどうする? どう思う?” 二つの世界、偶然の交錯で出逢った、ある少年少女の物語。 【 現代|語り文体|中学生|初恋|障害者|いじめ|夢|消失|並行世界|45枚 】 |
織姫の箱 | 藍色の小箱には、七夕伝説の“織姫”が入っていた。 最初は驚きながらも、次第に打ち解けていく「私」と織姫。 しかし七月に入った夜に「私」は箱を封印してしまう―― 小さな織姫とちょっとひねくれた「私」が出逢う、ささやかな七夕物語。 ※黒背景作品です。 【 七夕|織姫|話し相手|フリーター|いじわる|むなしい|願い事|金沢|26枚 】 |
明日もいつも通りに | 年末の大雪の晩、散々な時に些細なことで彼女と喧嘩した私。 何だか力が出ないのは、いつもやっていることをしていないから。 “いつも通りにすれば、きっと全てが元通りになる” そう信じて、粉雪の舞う中初詣に向かうのだが―― 【 現代|冬|豪雪|正月|初詣|いつも通り|正反対男女|金沢|21枚 】 |
なしえた時に神はおらず | 愛する人を殺すのは、その人のたった一人になるためだ。 命を奪うのは、たった一人だけだ―― 宗教組織の教祖に静かな狂気を抱く女と、 彼女に恋する男の、とある夏の日の朝の物語。 思想的にちょっと病んでるのでご注意ください。 【 現代|宗教|狂信|神|特別|殺意|11枚 】 |
17の月 | 謎めいているが美しい同級生・舘町桂を誘いお月見をすることにした「俺」 ほのかな好意を寄せ合いながら月光のもとささやかな時間を共に過ごすが…… 「全部、今日のことも、今までのことも、全部全部、忘れないでいて欲しい」 「本当は、帰りたくなんかないんだ」 桂に隠された秘密とかぐや姫の悲しみが月明かりに現れる、秋めく切ない物語。 【 現代|17|中秋の名月|高校生|竹取物語|月の世界|罪|罰|喪失|44枚 】 |
無能な彼の素敵な能力 | 自分に有意義な人に対しては完璧なまでの善い人を演じるが、 本当は冷酷で残忍、価値のないものには存在意義を認めない過激な性格の「私」 大嫌いな人種である無能かつ愚鈍で、しかし「私」をひたむきに愛する「彼」 本当の自分を曝し、時に無視し、時に奴隷のように「彼」を扱うが、 次第に彼を恋しく想う気持ちに気付いていく。 だが、素直になろうとした「私」の前に広がるのは信じられない光景で…… 少しホラー。グロ・スプラッタにあたる表現が少々あります。 【 現代|サディスト|愛玩奴隷|本当の恋|殺人鬼|大量殺人|猟奇|17枚 】 |
横顔 | 「横顔を見ただけで、人は誰かを好きになれるの?」 貴人に恋い焦がれ生霊となる下人、 几帳の向こうにいる身分不詳の男を想う少女。 平安王朝の夜に薫る、悲しい恋の物語。 ※黒背景作品です。 【 平安朝|生霊|貴族|少女|謎の男|身分違い|叶わぬ恋|10枚】 |
たったひとつの奇跡 | 夏が始まるある日、一匹のキツネが死んだ。 キツネを世話し、慈しんだ青年は自らを責めるが……。 “私は人間の言葉を使えなかったから、君にはわからなかったかもしれないけど” “私は君のことが好きだったんだ” 現実に存在する、たった一つの奇跡の物語。 ※黒背景作品です。 【 現代|私小説|大学院生|キツネ|ペットロス|奇跡|15枚 】 |
ファイアーテール | 火を愛し、崇拝する少女。 とあることから世界に嫌気がさし、 孤独に沈む中、火を灯し続ける彼女が最後に見たものは……。 ※黒背景作品です。 【 現代|炎|中学生|いじめ|放火|濡れ衣|マッチ売りの少女|幻想|10枚 】 |
September 前編・後編 |
人気のない森で、ひっそりと暮らす女性を好きになった。 だけど彼女は、大切な親友の恋人だった―― 変わらない関係の心地よさを取るか、自分の恋をとるか。 懊悩し、決断する「俺」に待ち受けていたのは…… ※黒背景作品です。 【 現代|男性主人公|社会人|御曹司|会社|三角関係|病弱|夢|徒然草|50枚 】 |
をとめの頃を過ぎても | 「あなた、もう死んでますよ」 恋に青春に生きようとしていた宝子にまさかの事実。 何とかして生き返り、恋に生きねば! 生き返る条件は、本気で恋をすること。 一週間の内に宝子は本当の恋が出来るのか――? 【 現代|幽霊|女子高生|恋|コメディ調→シリアス|33枚 】 |
瞳 | 俳優・黒木志人の前に現れた少女は、彼を「おとうさん」と呼び―― 時は2006年。遠いあの日に失った大切な人を、 五年経った今、想い出す。 【 現代|男性主人公|芸能人|保育士|関西弁|少女|遊園地|水子|27枚 】 |
九十九と一つの灯 | 百物語の準備をする幼馴染同士の翔ちゃんと桃ちゃん。 桃ちゃんは密かに翔ちゃんに惹かれているのですが…… 百本蝋燭を吹き消した時、二人に何が起こるのか。 【 青春|幼馴染|高校生|夏休み|ピュア|10枚 】 |
二人 | 僕はずっと、「二人」だった。 僕らはずっとお互いを大切に想い合っていた。 けれど――同じ人に、恋をしてしまった。 「私」に恋人・明が語る、一心同体だった明と“彼女”のかなしい物語。 【 現代|回想|もう一つの人格|初恋|三角関係|消失|孤独|18枚 】 |
蝶々の髪飾り | 蝶のモチーフを愛する少女・波音の前に現れた、 蝶々の髪飾りをつけた不思議な存在・佐々木蝶々。 髪飾りに惹かれた波音はそのレプリカを作るため、蝶々との逢瀬を重ねるが、 いつしか彼自身への想いが募っていく…… “奇跡が起きて、彼が人間になったら” 儚く幽かな存在への初恋を描いた少女の物語。 【 現代|蝶|女子高生|美少年|おばけ?|握手|抱擁|初恋|36枚】 |
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掌編小説-------------------------------------------------------------------------------------
大体原稿用紙10枚かその程度かそれ以下、短編よりももうちょい短い掌編な読み切りです。
上に行くほど新しく掲載した作品になっています。季節ネタ多し? かもです。
拍手のお礼で公開した作品を含みます。
今夜、亥の刻、あの場所で new! |
猪口千代子は世界を股にかける大組織の令嬢の一人、 時浪依織と学園で定められた姉妹関係を結ぶ。 彼女には姉・時浪纏がいたが、海外留学で遠く離れている。 しかし依織は言う。姉はこの世界とは違う、 別の世界に行ってしまったのだと。 別世界への扉を開き、姉を連れ戻そうとする依織。 全てを自分に押し付けて逃げた姉を 心の底から嫌っていると噂される彼女だが… 真夜中、亥の刻、妹は姉に呼び掛ける── もう届かない、愛しい存在に。 【 姉妹|学園|高校生|幻想|別離|真夜中|塔|寂しさ|亥年記念|27枚 】 |
歌う犬の冒険 | 「犬が歌をくれたんです」 母親の失踪による家庭の崩壊、“いい子”であろうとする無理により、 愛していたはずの歌を失くしてしまった少女・I。 そんな彼女の元に現れた白い犬の幻。 その犬は“歌う”犬で、Iを空想の冒険の旅に連れ出していくが、 Iに歌声は戻らない。 そんな彼女がある日訪れた世界で出逢ったのは―― どんな人にも歌を、笑顔を、喜びを。 人々に愛される歌姫・Iの、知られざる少女時代のメルヘンストーリー。 【 子供|犬|家族|歌|音楽|空想|冒険|笑顔|戌年記念|19枚 】 |
朝の鳥が飛ぶまで待つ | スランプにより休暇を出された作曲家・赤月翼は 音楽を創り出せず、留まらない自己嫌悪の果てに、 無意識の内に自殺未遂を図るようになってしまう。 得体の知れない死への恐怖を抱えながら、 明け方でも灯りのついている、あるマンションの一室に心惹かれていく。 その部屋に住む明保野空と知り合った翼は 次第に自分の音楽を取り戻していくのだが…… 誰にでも空がある。自分だけの旋律の空が。 朝の光に煌くメロディが今はばたく。 【 朝|女同士|鳥|音楽|スランプ|作曲家|自殺未遂|酉年記念|32枚 】 |
それは猿の遊び | 丑の刻参りで名高い猿園神社。 その杉の木から解き放たれた怨念による化け物を、 見て、聞いて、始末する呪文を言える三つ子がいた。 三女・言結の学友にして次女・聞結に偶然出会った青年・犬近は 長女・猿丸見結のもとへ訪れるが…… 化け物を狩る三つ子。その関係に走る亀裂と隠された葛藤。 三つ子であることの呪いと意味、そして姉妹が決めた選択。 けれども――犬近に待ち受ける結末とは。 【 三つ子|姉妹|異能|呪い|葛藤|小猿|幻|申年記念|26枚 】 |
時計塔の少女 | 広場にある大きな時計塔。 その中に、大小様々な時計と共に美しい少女がただひとり。 美容師である「僕」は 少女の髪を切る満ちたりた生活を送っていたが、 悪童に尋ねられてから、少女の正体が気になってしまい―― 【 少女|美容師|断髪|時計|謎|死|ホラー|5枚 】 |
迷い羊と黒羊 | 「羊の夢を見るの」 異能を持つ人々が当局により不当に弾圧される息苦しい世界、 普通の女子高生であろうとする孤独な少女・茉莉は、 夜毎に黒い羊の夢を見ていた。 自分の中の人ならざる力を見つめるような黒羊の夢。 友人の雅に話した夜、茉莉の前に宿命が形をなして現れる。 “私が私でいられる存在や場所を、私は欲しかったんだと思う” “私が何の気なしに笑ったり、生きていられるところを” 迷える羊と黒い羊、二匹の羊の行き先は。 【 夢|女子高生|異能|羊|普通|少女同士|未年記念|17枚 】 |
ダービーダービー | 七曲琴音と滝沢真琴は常日頃から争うライバル同士。 その戦いは夢の世界にまで及び、巨大な少女が ゲームマスターである様々な勝負に夜な夜な挑んでいた。 けれど突然、終わりが訪れる。 百番目となる最後の勝負は、競馬。 白馬に騎乗する真琴を、黒馬の琴音は必死に追いかける。 “私、あいつに追い付きたいと思ってたんだ” “追いかけたいなって、そう思ったんだ” 琴音は最後に勝利を収めることが出来るのか。 本当の想いを、伝える事は出来るのか。 【 夢|ライバル|高校生|レース|巨人|午年記念|14枚 】 |
ある八月十五日 | 「負けたがや」「日本が戦争に負けたがや」 昭和二十年、八月のあの日、少女達に訪れた突然の終わり。 何もかもが遠く見えた。 これからどうすればいいのか、わからなかった。 ただ一つ浮かんだ、やるべきこと。 「お礼、言いに行かんけ……兵隊さんに」 ――ちっぽけな私達が、出来ることは。 ※実際の話をもとに書かれた話です。 【 昭和|太平洋戦争|終戦|実話|金沢|4枚 】 |
夢の終わり、今の続き | もしかしたら私は、ここじゃない世界で、 大恋愛をしていたかもしれない! もしかしたら、その記憶を消されて今、 こんな平凡な少女になっているのかもしれない。 ほんの少し、それを覚えていて、 夢から覚めた時に涙するのかもしれない―― 「――それで? 君は、その王子様に会いに行くの?」 【 現代|夏|少年少女|大恋愛|悲恋|夢|今|3枚 】 |
夢の途中、今の自分 | 惨めな記憶しかない中学校の体育館、 その天の中央に神様の如き存在が突如として光り輝く。 お願い、どこかへ連れていって。 お願い、こんな惨めな私を消してしまって。 けれどその光は、他でもない自分の中に輝くもので―― 【 現代|冬|体育館|いじめ|神|希望|夢|10枚未満 】 |
夢の始まり、今の在り処 | 僕は二つの夢を見ている。 永遠の少女を愛する夢。母の如き少女に抱かれる夢。 甘美なる恍惚と官能の中、 僕の在るべき現在はどこにあるのだろうか―― 【 夢|少女|女性|母性|幻想|3枚】 |
野守は見ずや | 晩夏から初秋にかけてのある日、 死別した夫との思い出を整理するため故郷を訪れた私は 在来線の寂れた駅の、ある「怪談」を思い出す。 それは、「あちらの世界」の扉を開くもので―― 【 晩夏|幼馴染|未亡人|再婚|怪談|幽霊|和歌モチーフ|12枚 】 |
蛇神様の恋人 | 神社の粗末な小屋に住む白蛇はかつて人間であったと言う。 誰もが毛嫌いする彼に、盲目の少女だけが寄りそう。 やがて人間らしい心を取り戻していった彼が、 “災いを喚ぶ”と呪術師の予言が下されて―― 【 蛇|少女|盲目|生贄|大災害|人外×人|巳年記念|7枚 】 |
メモリーズ | 引っ越しした先の部屋の壁にあった謎のツマミ。 捻ると、前の住人とその恋人の記録が部屋に映し出された。 仲睦まじい二人の姿。二人の思い出。 しかし二人の仲はもう――。 【 引っ越し|カップル|終焉|モノの記憶|全ての想い出|10枚 】 |
シンデレラ超特急 | ある日突然届いたうさんくさい舞踏会への招待状。 迎えに来た魔法使いが用意したのは 豪華なドレスでもガラスの靴でもなく、 ひとつの立派な特急電車だった。 虚しい「私」を乗せ、電車はものすごいスピードで 舞踏会から、あらゆるものから遠ざかっていく。 【 アラサー女|魔法使い|電車|鉄オタ|不条理|結果|14枚 】 |
怪獣たちとめしあがれ | ある日、彼女は「怪獣」を産んだ。 回復するかと思われた僕と彼女の関係。 でもやっぱり、僕は怪獣に食べられてしまって―― けれど、けれど……。 【 ナンセンス|恋愛|怪獣|猟奇|バトル?|12枚 】 |
胸の内に龍の居る事 | “私は嵐の本質を見るべきではないだろうか” 嵐を超えた私が丘の上で見た、空を駆ける白い龍 そして零れた光の中で生まれたものは―― 【 龍|嵐|痛み|辰年記念|6枚 】 |
メトロ | うたた寝から覚めた私の耳に優しく聞こえるのは、 愛する彼女の声。 人が一人の人をずっと愛することは、 もしかしたらとんでもない奇跡なのかもしれない。 【 現代|男性主人公|地下鉄|歌手|恋愛|相思相愛|11枚 】 |
時には聖女のように | かつての敵だった母が死んだ。 母は幸せだっただろうか? 母の言う通り生きていれば、私は幸せだったかもしれない。 だけど、そうする機会は永遠に失われてしまった―― 【 母|娘|少女趣味|反発|死別|喪失|8枚 】 |
天が泣く | 秋に降る天気雨。つかの間の虹。 私はあなたを好いているけど、あなたの想いがわからない。 その時落ちた空のひとしずくは…… 【 現代|秋|大学生|片想い|天気雨|虹|涙|俯瞰|5枚 】 |
夏服 | この時間が続けばいい。西日に揺れる彼女と俺の影。 細長い雲にオレンジの夕焼け空。まだ夏服の二人。 夏服を、脱ぎたくない。夏服を、脱がないでくれ。 【 青春|高校生|男子主人公|晩夏|淡い恋|10枚弱 】 |
隣のサンタクロース | 私のおじいちゃんはサンタクロースだった―― サンタになる少女とサンタになりたかった少年。 聖なる夜に希望をふりまいて…… 【 クリスマス|ファンタジー|サンタ|喪失|寂しさ|希望|5枚 】 |
知ってるよ。 | ハロウィンのことは、麻耶姉もきっと知らない! びっくりさせて、好きって伝えるんだ―― 少年のまっすぐで純粋な恋は果たして。 【 ハロウィン|小学生|年下×年上|幼馴染|90年代|7枚弱 】 |
私はもう死んでいた | あなたに逢って、私は生きる喜びを得た。 牡丹柄の提灯を持って、もう一度あなたと出逢いたい。 だけど私はもう―― 【 江戸|怪談|古典|牡丹灯籠|夏|悲恋|3枚 】 |
空色読書 | 屋上への階段をのぼりながら、「私」は考えた―― 群れる人間の醜さと、自分の卑小さにほとほと嫌気がさした時、 青空が彼女を誘う。 【 現代|高校生|自殺願望|屋上|かくれんぼ|空|文学少女|5枚 】 |
それだけ | 私の願い事は、ただそれだけなのに。 七夕のお話です。 ※短編「短冊にはあらわせない」の原作です。 【 七夕|片想い|天文部|廃部|願い|1枚 】 |
白昼夢 あるいは想像との遊戯 | 白に埋め尽くされたその部屋に、少女はいる。 ただ誰かとの遊戯を、想像という名の何かに戯れる為に―― たまくしげ開設記念のとても短い文章です。 【 白|無垢|少女|想像|幻想|5枚 】 |