ほのぼのなんちゃって現代三国志連作短編

架空の都市・三国市を舞台に、二重人格の女子大生・柳井喜備と天才小学生・御法亮と友人達、
あるいは高等遊民・鷹巣曹と強運女子大生・鷲羽操の恋愛話、あるいは女装少年ケン・アンダーソンにまつわるお話など
少し不思議でおかしい日々だけれど、大切なことをひとつずつ見つけていく、作品ごとに様々なテーマを描く連作短編シリーズ。

11/30
みくあいショートショートに読み切り「月の花」掲載しました。原稿用紙100枚程度の短編です。

もうすぐ卒業――大切な二人の友達にお礼がしたい。
そんな願いを抱く平凡な女子高生・柳井喜備は、
ある日セレブで天才だが孤独な少年・御法亮と出逢う。
“友達なんていねーもん”
そう嘯く亮の「友達」に、喜備は果たしてなれるのか……?
         10 11(完結)
晴れて大学生になった喜備達。
ある日二年生の薄雲春龍と出逢い、徐々に親交を深めていく。
しかし喜備に眠るもう一人の喜備が現れた時、
喜備、亮、そして春龍に少しずつ変化が訪れる。
“雲は白いだけが雲ですか? 林檎は赤いだけが林檎ですか?”
喜備の見つける答えと、喜備と喜備の新たな始まりの物語。
         10 11 12 13 (完結)
強運にして凶運の持ち主・鷲羽操。
彼女はある日、鷹須曹という男から偶然声をかけられ……
「愛の病」に続く、ある男女の出逢いの物語。
    (完結)
夏に向かい、親交を深めていく曹と操。
曹に特別な感情を抱いていることを知った操は、
あまりにも強く彼を求める想いに戸惑いを隠せない。
“ただの友達でいたかった”
二人のぎこちない恋の結末は。
         10(完結)
喜備達と友情を深め、小学校へ復帰した亮は、
一年生の女装少年ケン・アンダーソンと出逢う。
彼はどうして日本にいて、そして何故女装をするのか?
友情を深めながらも気になった亮は彼を密かに調べ始める。
しかしそこに待っていたのは……。
“二人はまだ、子供だった。黄金の光の中にいる、子供だった”
      (完結)

○みくあいこばなし○
「みくあい」の本筋からちょっと離れた、ショートショートのようなお話。
恋のぼり日和
亮の失言によって“もう一人の喜備”が再来。
必死に本来の喜備を呼び戻す亮は、あることに気がついた――
「三国駅」から一ヶ月後程のお話。

クリスマスの夜に
どこもかしこも賑やかな、クリスマス近い十二月。
だけど亮は「サンタなんかいない」とひねくれていて……

月の花
new!

その美貌と才能ゆえ、家族に虐げられながらも囚われている、
亮の幼馴染にして最愛の少女・幸月英。
秋の深まるある日、喜備達の大学に遊びに行くが、
月明かりの下で、英は亮に別れを告げようとして――

あの子の笑顔は、太陽のようでいて。
けれども月に咲く花のように、寂しくて。

【 幼馴染|少年少女|恋愛|孤独|月|100枚程度 】


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