2013/08/31
なんとかぎりぎり、8月中に浜路のお話を掲載出来ましたーやったー
小説自体は7月中に完成してたんですけども。
前回・前々回と、小説を掲載したらその小説の余韻をぶち壊すか、小説のネタを使ったネタもアップするのが
定番となりつつある流れだったので、今回も。ちと薄過ぎて見えにくいかもです。
「俺達ってさ」
その瞳に宿ったものは、見間違えでないのなら寂しさだった。
「俺達って、みんなひとりなんだね」
信乃さまは遠くない昔にひとりぼっちになった。あたしは家から捨てられて、ここに来た最初から本当の意味ではひとりぼっちだった。額蔵は誰も頼る者のないここで、お母さまも亡くなってひとりぼっちになってしまった。
信乃さまのそれは本当のことを突いていた。確かに誰も否定できないものだった。
けれど、あたしは一人首を振る。
「違うわ、信乃さま」
ひとりじゃないわ。
まるで当たり前のことのように、あたしははっきりと言った。
そこが村の真ん中だったらよかったのに。あたしは誰にでもはっきりと言ってやるのよ。お母さまにもお父さまにも背介にも糠助さんにも、村の皆に宣言するの。
「あたし達、確かにひとりぼっちだったわ。でも今は?」
あたしは信乃さまの顔を見た。あたしは額蔵の顔を見た。
「違うわ。あたしには信乃さまがいて、額蔵がいて、額蔵には信乃さまがいて、あたしがいて、信乃さまにはあたしがいて、額蔵がいるのよ」
そうして三人、顔を見合わせて、目を瞬かせ、そして、頬を緩めた。
ふふっと笑ったのは、あたしが一番先。
「そうだね」
二番手に目を細めたのは信乃さま。年長の額蔵が、一番遅れて、だけどにっこりと笑う。
「一人じゃないや、俺達」
「さすが浜路様です」
(愛することしか出来ない より抜粋)
途中から三国志に変わるシリーズみたいな。浜路がまじってるから義兄弟じゃない!
あとこれスキャンしてて「古那屋での信乃・現八・小文吾の義兄弟の誓いってもしかして桃園の誓い模してる??」って気付きました。
三国志もたまくしげにはあるよ! 三国駅より愛をこめて! なんちゃって現代ほのぼのなんとなく三国志れんさくたんぺん!
あとサムズアップは、これ描いてる時はまだ見てなかったんですけど、多分クウガ意識してるんじゃないかなと思います ←今見てるの…
二次作品だとこの三人幼馴染できゃっきゃ遊んでるけど原典ではほぼ接点ないですからね…
しょぼーん(´・ω・`)