2015.01.18
原典読書がやっぱりこの辺りなのでつい浮かんでしまったねた。
初の浜路姫ねたです。基本疑ってかかるスタイル。
この辺り、というアバウトさ、ということは、ここまで読んでない と言うことなので
原典と食い違うところがあるかも知れませんが まあ ねただしね!





























仮にも村長のお宅のお嬢様がこんな人の言葉をはなから疑ってちゃあ、
何より里見家の姫なんだから悪人と善人の見分けがつかないはずがないよお、と思いつつも
いやお嬢様なら疑わずにほいほいついていってしまうかも? とも思う。
でも八犬伝の地の文では、こういうケースはたぶん
「この人は聡明だから善人だとすぐわかる」とか
「善人だけど相手の方が悪辣だったからつい信じてしまった」とか
「こいつは悪人だから善人の言うことをきかない」とか「悪人同士なので気が合った」とか
書かれるんだろうな~、いちいち都合いいよな~って思ってました。
……読んだことあるひとならたぶんわかってくれると思う。

私は普通の女の子! だったはずがいきなりプリンセスになっちゃって!? とか
それこそ浜路姫の言うように古いテクですが、もろに古典的手法ですよね。
貴種流離譚みたいな感じのさ。プリンセスじゃなくても良家のお嬢様だった、とか。
(里見家は別に皇族とかではないので良家のお嬢様と言う方がより近いかも)
とはいえ具体例が浮かんでこないけど……安寿と厨子王はちょっと違うな、あれは最初から自分の身分わかってるし。
もしや、こう言うのの先駆けが浜路姫の登場する甲斐物語なのかも知れないと思うと、
はー、馬琴さまってつくづく時代を先取りしてんナアと思いますね。

浜路姫は浜路よりちょっと髪が長い、ハーフアップの髪型という設定です。

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