もじろぐ1 −八犬士のオールナイト房総−



自分は字書きだから! ネタ絵を描くにも時間がかかる!
ならば文字でネタおこし! 読者のみなさんの想像力にあやかろう!
という趣向の「もじろぐ」です。
ついったで呟いたしょーもないねたとか 絵を起こす程でもないようなものとか
文字だけってさむいですとても ええとても
それでもここはろぐだから ものおきだから
心の広い方はどうぞお楽しみください
トップのお約束通り、時代設定とか背景とかは考える方がナンセンスです。



○八犬士のオールナイト房総○
当番DJ女装組 信乃と毛野の「もし死体を見つけたら」
(元ネタ「谷山浩子のオールナイトニッポンモバイル」 ほぼそのまま変換です)

毛野「えーとおたよりおたより… 安房郡にお住まいの方からです」

 犬士のみなさんこんばんは。いつも楽しく聴いています。
 お喋りの様子から皆さんの仲の良さが伝わってきます。
 収録の時以外はどんな風に過ごしているのかなと考えてしまいます。
 そこで質問です、安房国民憧れのアイドルでもある犬士の皆さんは、
 普段どんなことを考えていますか?

毛野「という……(当たり障りもない)おたよりだけど。何かある?」
信乃「んー」
信乃「俺さー」
信乃「突然、死体を見つけたらどうしよう ってよく思うんだよね」
毛野「……は?」
信乃「いやあのさ 俺一回甲斐の山で間違って撃たれちゃって」
信乃「まあ俺生きてたからいいんだけど、でもさーこれもし死んでたら死体発見とかされるわけじゃん」
信乃「だからさーある日突然死体見つけたらって思うようになって」
信乃「でもそんなに珍しいことでもないよね。よく思うよね? 普通だよね」
毛野「ねーよ」
信乃「まじ? 思わないのこの戦国の時代に」
毛野「いや確かに戦国時代だけど。そんなこと考えてるのおめーだけだから多分」
信乃「えー。月に一回くらい思うけど俺」
毛野「まじかよ」
信乃「まずねー警察に連絡するでしょ、そこで第一発見者だから疑われて、三日くらい拘留されて」
信乃「荘助や浜路姫が心配して差し入れもってきたり」
信乃「やっと解放されてー帰ってきたらー、さとみったー(※1)しまくる! みたいな。考えない?」
毛野「ない……」
信乃「えー?? 他にもいろいろ考えるよ、時と場合によるからこーゆーの」
毛野「ないわ……」
信乃「え? 他のスタッフも?? 何で考えないんだろう……!(頭抱えて)」
信乃「これ聴いてる安房の人はみんな考えるよねぇ!?」
毛野「えー……」
信乃「今聴いてる人は皆メールください」
毛野「強制かよ!? そーいうのはニコ生でやれよ!?」
信乃「でまた俺と毛野の当番回に結果発表する。これ他の犬士にもきく!!」
毛野「ええ〜…」

■注釈■
※1…里見家が提供している、140文字以内で書きこめるミニブログサービス(→参考


○八犬士のオールナイト房総その2○
当番DJ頭脳組(毛野・大角)

毛野「えー今夜も始まりました八犬士のオールナイト房総。お相手はオレ犬阪毛野胤智と」
大角「私、犬村大角礼儀でお送りいたします」
毛野「は〜〜……」
大角「開始早々なんですかそのため息は。リスナーのみなさんに失礼です」
毛野「オレ二週続けてなんだけど……ちゃんとしたローテーション決めねぇ?」
大角「おや、不服ですか。DJ当番の決め方」
毛野「いや……まあさ。オレ達の嫁の選び方も相当アグレッシブだなとは思ったけどもよ……」
大角「お嫌ですか? 流鏑馬で決めるの」
毛野「流鏑馬って……ここが文字だからって、一応武士の物語だからって脚色が過ぎるだろ。
   ありゃダーツだろ! フレンドパーク的な!」
大角「パ○ェロに当たったら一人で番組を回さなければいけないですね」
   あっ、○ジェロっていうのは、海を隔てた遠い国で生まれた駿馬のことだそうですよ〜」
毛野「国産車じゃねえの……? あと……相手は……うーん」
大角「うーん。と仰いましたか毛野さん」
大角「何ですか。決め方だけに飽きたらずお相手が不服ですか?
   そうですねそうですとも、原作二次作品の垣根を越えて八犬伝ファンからだ〜い人気の毛野さんが、
   こんな目立たない! キャラがブレてる!
   明らかに馬琴さまから推されてない私とご一緒するのは!
   さぞかし! さぞかし空気がお悪いことでしょうねえ!」
毛野「何でそんなハキハキと卑屈なんだよ……。
   いやいやいや……推されて〜る、推されて〜る、あ・る・意・味・推されて〜る♪(※2)」
大角「ももクロネタを使ってもダメなものはダメです!」
毛野「いやまあ……先週の信乃に比べりゃ全然マシ……かな……」
大角「察するに。
   毛野さん、あなたは突然出来たこんな文字だけのコンテンツに異議を唱えたいのではないですか」
毛野「だいたいあってる。中の人の事情ネタは寒いからやめようとは思ってるんだが……
   まあ、あの、その……絵描きじゃなくて字書きだからな……」
大角「なるほどわかりました。ところでお葉書が届いております」
毛野「大したことも言わず流すんかい」
大角「どうでもいいですからね」
毛野「ばっさりだな」
大角「読者の方への礼を尽くすまでですよ? では読みます。平群群にお住まいの方からです」
毛野「あ、オレの領地。どーもありがとうございます」

 犬士の皆様こんばんは。
 サトミちゃんちの8男子の新刊がいよいよ12月15日発売ですね!
 話がどう動くのかとても楽しみです♪

毛野「……」
大角「何ですかその道ばたで犬の糞踏んだみたいなお顔は」
毛野「地雷だなあと思って……」
大角「地雷ですねえ、私的には」
毛野「また闇堕ちとかやめてくれよ」(→参考
大角「ご安心ください。堂々とブサメンと書かれ、表紙にすら出てこないとなると、ひねくれを通り越してもはや悟りの境地です」
毛野「それが逆に怖えんだよ」
大角「逆上して大事な兄弟である皆さんをdisり倒すなど失礼の極地ではございませんか。
   不肖、礼を司る犬士として、犬村大角礼儀、そのようなことは金輪際ございません。
   尤も時と場合によりますが」
毛野「時と場合によるって……な〜んかどっかで見たような但し書きだな、管領戦の時だっけか」
大角「私はただ、皆様の心に訴えるのみです。
   伏姫様の、そして雛衣が遺してくれたこの礼の霊珠を使って」
毛野「どういう風に?」
大角「このように……」


 八犬伝ファンよ……聞こえますか……
 大角です……今……あなたの心に直接語りかけています……
 あなたのするべきこと……それは……八犬伝ものを読むことではありません……
 あなた方のオリジナル八犬士……私、大角を……
 イケメンに描くことです……
 いいですか……犬村大角をイケメンに描くのです…… (※3)


毛野「そういう流行コピペ改変は! ネタの鮮度がすぐ古くなるからやるのはよせよ!」
大角「ほざくんじゃござんせんよ軍師殿!
   どこの八犬伝でもイケメン美形に描かれる勝ち組に負け犬の遠吠えなんか一生わかるわきゃございませんのですから?」
毛野「あんなこと言っといて、悟ってねえ! お前十分根に持ってんじゃねえかよおお!?」
大角「言ったでしょう、私の礼は時と場合によると」
毛野「うっ、何か黒いもん背負ってるし……」
大角「ケケケケケケケケ」
毛野「はあ〜〜……
   オレ他の八犬伝ものだとクールな一匹狼、何者にもとらわれないキャラなのに、
   このアホどもを冷ややかな目で見てるキャラなのに、
   何で何で、いちいちこんな問題だらけのアホども相手にせにゃならんのだ…… はあ〜〜」
大角「うまい具合にため息に始まりため息に終わりましたね。さすが、計算の上でしたか、智の犬士殿」
毛野「グーゼンだっつの、言うよな礼の犬士殿」
大角「というわけで八犬士のオールナイト房総、今週はこの辺で〜。お相手は私、犬村大角礼儀と」
毛野「犬阪毛野胤智でした」
大角「あなたのハートに〜、仁義礼智!」
毛野「忠信孝悌、また来週〜
   ……ってかこんな締めセリフあるなら先天的四徳と後天的四徳で組み合わせして回そうぜ当番……
   んでラジオ番組にしては五分もなかっただろ今回?」
大角「ネタですからね〜」

■注釈■
※2…ももいろクローバーZ内ユニット「事務所に推され隊」の『事務所にもっと推され隊』からの一節。
※3…2012年11月後半からTwitter等で流行り出したコピペネタ。詳しくはここ(新窓ひらきます)

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