○八犬伝をおいかけて − 八犬伝関連作品紹介ぺえじ○

○かてごり○
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【その他・ちょっと八犬伝ぽい or 八犬伝ネタあり!作品】


【二次作品・アニメ】
八犬伝のストーリーや設定、人物名など、またはそれに近いものを用いている、
オリジナル要素の強いアニメーション作品。または二次作品のアニメ化等。


「伏 -鉄砲娘の捕物帳-」(監督・宮地昌幸/東京テアトル・2012年)
・祖父の死をきっかけに兄・道節の住む江戸へとやってきた猟師の少女・浜路。彼女を助けた白髪で赤目の不思議な青年・信乃に惹かれるものを感じる浜路だが、彼こそ、「伏狩令」によって浜路が「狩らねばならない」、人と犬の子供、“伏”の一人だった――
・文藝春秋創立90周年記念作品。桜庭一樹「伏 贋作里見八犬伝」が原作だが、小説とは大きく異なっている。個人的には「伏 贋作里見八犬伝」を原作にしたオリジナル作品であると思っている。原作「伏」が八犬伝の二次作品なら、この伏は三次作品に当たる、という感じ。そしていくつかある「伏」の作品の中で、「いちばんきれいな「伏」の物語」であると思う。
・2012年から現在までのプチ八犬伝ブーム? を象徴した作品ではないかと。最初に見た時は小説とは違ってて、好きっちゃ好きなんだけど、ううーん、といろいろモヤモヤしたのですが二回目と三回目に見た時本当にいい作品だ! 素晴らしいアニメだ! 八犬伝関係なしに多くの人に見て欲しいなあ、と心底思いました。詳しくは一回目の感想と、それから半年経ってから見た二回目と三回目をまとめた考察ありの感想をご覧ください。ネタバレはしませんが、クライマックスの桂歌丸師匠演じる馬琴さまに涙しました。
・DVD、Blu-rayともども限定版と通常版で発売中。限定版の方は単行本未収録の桜庭一樹「伏 もうひとつのプロローグ」や監督インタビュー、設定資料集、okama氏によるビジュアルイメージが収録された特典ブックレットつき。ブックレットというか結構しっかりしたつくり。馬琴の八犬伝と「伏」、小説版と映画版の違いを「正史と稗史」を引用し解説した「八犬伝曼荼羅」が読み応えあり。なるほど、私もこういうことが言いたかったのだ、と膝を打った。
参考リンク:映画「伏 鉄砲娘の捕物帳」公式サイト
鉄砲娘の初恋帖【伏 鉄砲娘の捕物帳・感想】(一回目、公開初日に見た時の感想・ブログ「たまきはる」記事)
オレからあたしへ -鉄砲娘の成長譚- 【伏 鉄砲娘の捕物帳・感想と考察】(半年後、二回目と三回目に見た際の感想考察・ブログ「たまきはる」記事)


八犬伝ぺえじトビラにモドル

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