○八犬伝をおいかけて − 八犬伝関連作品紹介ぺえじ○

○かてごり○
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【その他・ちょっと八犬伝ぽい or 八犬伝ネタあり!作品】


【音楽】
主に関連作品の劇伴・サウンドトラックや主題歌、またはイメージアルバム等などを取り上げる。


東京キッドブラザーズ「南総里見八犬伝」(レコード復刻版(初CD化)・2015)
・演出家・東由多加率いるロックミュージカル劇団・東京キッドブラザーズが1971年に上演した「八犬伝」の劇中歌集。CD音源もあるにはあったがきわめて入手困難であり、レコードも同様に入手困難&高額と長らく幻の音源であった。が、どういうタイミングか(おそらく東氏没後15周年だから?)この度他作品も含め初のCD化。
・あくまで劇中歌集でしかないので演劇の内容がわかるわけではないが、東氏の哀愁漂いつつもどこか陽気な歌詞と、グループサウンズブームをけん引した松崎由治氏による楽曲は70年代の文化をしのぶことにも繋がりそう。
・曲を聴いただけでは「深く潜れ」並みに何故「八犬伝」なのかピンとこない。しかしブックレットに記された内容によれば確かに信乃や小文吾や大角など、犬士たちがユートピアを求めると言う物語らしく全く八犬伝の要素がないというわけでもない。1971年と言うと人形劇「新八犬伝」より先行する二次作品であり、人形劇のイメージに影響されない時代の八犬伝と言う意味ではかなり貴重である。ますます内容が知りたい。特に「仲間の一人が爆発テロ未遂事件を起こし」の記述がめちゃくちゃ気になるので、すげえ見たい。まあどう考えても道節以外あり得ないが。


里見八犬伝 オリジナルサウンドトラック(復刻版・ユニバーサルミュージック・2013
・角川映画「里見八犬伝」の劇伴BGM、ジョン・オバニオンによる主題歌・挿入歌を含むオリジナルサウンドトラック。東芝EMIとユニバーサルミュージックによる共同企画「永遠のサントラ999 BEST&MORE」の中の一枚として復刻。限定生産品。
・当時CD版もあったようですが流通数が少なかったのか、かなりのレアものらしく、CDで手に入れたかった人にはまさしく待望の一品。私も、LPなら中古を探せばあるだろうけど、さすがに聴ける環境がない為、CDで欲しかった。この復刻は嬉しい。
・のだけどLP版とは違い映画の音声もほとんどの曲に何故か収録されているので純粋に音楽だけ楽しみたかった人にとってはちょっと残念な仕様となっている。またLP版に収録されていた「八剣士のテーマ(White Light)」のインストゥルメンタル版は未収録となっており、この点も惜しまれるところ。
・しかし999円と安価であるし、限定生産品なのでマア買って損はないはず。リマスタリングが施されているので音質も良い。挿入歌「八剣士のテーマ(White light)」も主題歌「里見八犬伝」もとてもイイ。八犬伝なのに英語歌詞っていうのが斬新ですね。


ショーGEKI大魔王「八犬伝」サウンドトラック(ショーGEKI・2001)
・2001年に上演されたショーGEKI大魔王「八犬伝」の全挿入歌と過去作の挿入歌を収録したアルバム。
・「私のために戦ってちょうだい」と言う歌詞が強烈な伏姫のキャラソン「伏姫の願い」や、アイドル化した浜路の歌う、明るいがそれ故に切ない「私、元気です 〜浜路の歌〜」などが収録されているとても面白い一枚。また時系列順で収録されている為、本編を見ていなくても何となく内容を想像することが出来て楽しい。「親兵衛登場」は歌ではなくBGMだけどこれは流れてくるだけで笑うw
・仁義八行を歌詞に組み込んだテーマソング「はぐれ犬の唄 〜八犬伝のテーマ〜」も好きなのだが、特に好きなのが玉梓の「めぐる因果は糸車 〜玉梓の怨歌〜」 ♪めぐるめぐる めぐる因果は糸車はおそらく「新八犬伝」の「仁義礼智忠信孝悌」の歌詞のオマージュなのだろう。玉梓の怨念と孤独を切々と歌い上げるこの曲は玉梓ファン必聴、と玉梓好きの私は思うわけで。
・おそらく現在入手は出来ないか、入手困難と思われる。伏姫屋敷のゆーかさんに提供していただきました。本当にありがとうございます〜!


碧也ぴんくオリジナルアルバム「八犬伝」(ポニーキャニオン・1993)
・八犬伝のそれぞれの名場面をイメージBGMとボーカル曲で表現した貴重かつ贅沢な音楽集。
・いくつかの曲はぴんく先生が作詞しており、なかでも「誕生」「夢をひとつずつ」を超える八犬伝ソングはないと言うくらい名曲!
・ブックレットには犬士八人の紹介も非常に詳細に書かれており、先生それぞれの犬士観が伺えて創作のうえでも考察のうえでも参考になる。
・中古でなら安価で入手しやすいと思われます。聴いてない&読んでないのはもったいないですぞ〜ぜひぜひ!
関連作品:碧也ぴんく「八犬伝」


八犬伝ぺえじトビラにモドル

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